
鈴木 健一
- 修士(心理学)
- 公認心理師(登録番号10899)
- 臨床心理士(登録番号27220)
- マインドフルネス講師 / MBSR講師(Institute for Mindfulness Approaches 認定)
- International Mindfulness Center Japan 講師
- 法曹三者メンタルヘルス支援機関 Amiカウンセラー
- 日本マインドフルネス学会
- 日本ブリーフサイコセラピー学会
- 日本精神衛生学会
- 栃木県公認心理師協会
栃木県栃木市出身です。学生時代は外国語学部に所属し、中国に留学しました。当時、日本では反日報道が頻繁でしたが、北京では全くそのようなことがなかったことから、自分の目で見て確認することの大切さを学びました。
その後、システムエンジニア職として勤務。その後、友人が心の病を患ったことを機に、臨床心理士を目指しました。東日本大震災の時には、被災者支援で岩手県田野畑村でのボランティア活動に参加したり、ひきこもりサポートネットの電話・メール相談員を経験しました。
大学院修了後、前澤病院(足利市)のデイケア職員として約5年勤め、その後、あしかがメンタルクリニックで7年間ほど心理カウンセリングを担当してきました。この他、法曹三者メンタルヘルス支援機関Amiカウンセラー、獨協大学(埼玉県草加市)の非常勤講師を務めています。
Institute for Mindfulness Approaches(ドイツ)のMBSR Teacherというマインドフルネスを教えることができる国際資格を取得し、栃木県のマインドフルネスセンターとして、Well-being Center Takibi(旧Tochigi Mindfulness & Counseling Takibi )を設立。主にマインドフルネスのトレーニングやメンタルヘルスのセミナーを提供してきました。2025年2月より心理カウンセリングの提供を開始しました。
私は受容と共感を中心とした来談者中心療法をベースとし、認知行動療法、マインドフルネス、ソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)を心理カウンセリングや心理療法の方法として用いています。また、セルフコンパッション、EMDR(weekend 1 training 修了)、AEDP、トラウマ・インフォームド・ケアなどの学びがサポートになっています。
これまで、統合失調症やうつ病などの重度の精神疾患の患者様のケアに携わってきました。同じ疾患名であっても、それぞれの患者様の症状は異なります。そのため、一度上手くいったアプローチが通用しないことも多く、一人ひとりに向き合い、その人にとっての回復を考えるために、何が必要かを考えることの大切さを学んできました。
メンタルクリニックでは人間関係や生きづらさなどの問題を抱える患者様の心理カウンセリングに携わってきました。病気の重症度に関わらず、他の人と同じように働き続けることができない苦しみを抱えている人、大人になってわかってきた自分の発達特性による生きづらさを持ちづづけてきた人など、またその人の苦しみは病気という一つの基準では測れないことを実感しました。もちろん、具体的なアドバイスや考え方が助けになることもあります。しかし、言葉にならない苦しみに寄り添い、共にその苦しみを理解する人として出会うことが助けの足掛かりになります。
病院は不調になった人を治す場所です。病院の外へ目を向けると、もっと早期に心の健康に向けてできることはないだろうかと考えていました。そこで出会ったのが、マインドフルネスです。マインドフルネスは、苦しみから避けることのできない私たちの人生の歩みを助けてくれるものです。少しでも苦しみを和らげ、小さな喜びを思い出させてくれる知恵となりです。そして、心も、身体も、そして社会的に、より豊かな状態を目指すウェルビーイングに大いに役立ちます。
カウンセリングでは、まずその抱える悩みや苦しみについてじっくりとお話をうかがいます。そして、それらを和らげる手立てを共に考えます。それは、今まで聞いてもらえなかった話をちゃんと聞いてもらえる体験かもしれません。あるいは、具体的に行動することかもしれません。どのような方法であるにしても、あなたが楽になっていく間、信頼できる人としてここに居ます。
カウンセリングで大丈夫になったのち、また悩みや苦しみやに出くわすことがあるかもしれません。その時の手立てとして、マインドフルネスを提案します。これは自分らしく生きていくのを助ける方法です。他者の目を気にしてしまいすぎたり、がんばりすぎて体調を崩したりすることがあっても、それになるべく早く気づくと、選択肢が見えてきます。選択の繰り返しである人生では、気づいて選ぶということが、より自分らしい人生に近づきます。
Well-being Salon Takibi は、カウンセリングとマインドフルネスの両方を提供します。皆様の心のみならず、身体、そして、人とのつながるきっかけを作り、SWGs(サステナブル・ウェルビーイング・ゴールズ)※を基準に、持続可能な幸福を追求するライフスタイルをサポートするためのサービス提供に努めます。従来のカウンセリングに留まらない、地域に根差し、開かれた場所、役割を担います。
※ サステナブル・ウェルビーイング・ゴールズ(Sustainable Well-being Goals, SWGs)の概念は、SDGsの枠組みを超えて、より深く人間の幸福や福祉に焦点を当てたものです。サステナブル・ウェルビーイング・ゴールズ(Sustainable Well-being Goals, SWGs)は、経済的、環境的、社会的な側面を統合し、持続可能な社会の実現に向けて新たな指針を提供することを目的としています。