当サロンについて

Well-being Salon Takibi は、カウンセリングとマインドフルネスを提供しております。皆様の心のみならず、身体、そして、人とのつながるきっかけを作り、SWGs(サステナブル・ウェルビーイング・ゴールズ)を目指し、一人ひとりが持続可能な幸福を追求するライフスタイルをサポートしていきます。従来のカウンセリング・ルームに留まらない、地域に根差し、開かれた場所を作っていきます。

サステナブル・ウェルビーイング・ゴールズ(Sustainable Well-being Goals, SWGs)の概念は、SDGsの枠組みを超えて、より深く人間の幸福や福祉に焦点を当てたものです。サステナブル・ウェルビーイング・ゴールズ(Sustainable Well-being Goals, SWGs)は、経済的、環境的、社会的な側面を統合し、持続可能な社会の実現に向けて新たな指針を提供することを目的としています。

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Counseling Takibi(カウンセリング部門)

Counseling Takibiとは?

Well-being Salon Takibiは公認心理師(国家資格)と臨床心理士の有資格者によるこころ専門ケア機関です。心をケアするための心理カウンセリングやセルフケアとしてのマインドフルネスを提供しています。そのカウンセリング部門をCounseling Takibiとしています。

心理カウンセリングとは?

心理カウンセリングは、一人では解決が難しい悩みを対話によって共有し、共に解決を図っていこうとする営みです。悩みがあると、つい「他の人と比べてどうなんだろう」と考えてしまいます。比べたくないのに、比べてしまう。他の人と比べて、自分の程度を量ることによって安心したくなるのです。

抱え込まないこと

そんな時には、一人で抱え込みやすくなります。抱え込むというのは、誰にも共有せずに、たった一人で思いつめてしまうことです。誰にもわかってもらえないだろうと思うと、心が孤立して、人の優しさを受け取ることが難しくなります。

二人になることで、心は少し軽くなる

そこで必要なのは、一人から二人になることです。二人になったとき、その孤独が緩み、悩みごとを解決するための手立てを考えていくことが可能になります。一人で抱えることが難しいときには、誰かと抱えるとだいぶ楽になります。その方法の一つが「誰かに話すこと」です。しかし、実際、親、パートナー、友人、職場の人に話をしようと思うと、それまでの関係性や見られ方が変わってしまうのではという不安によって相談しづらくなるのです。

だからこそ、心理カウンセリングを

そのような状況でサポートになる方法が「心理カウンセリング」です。心の専門家の視点で、カウンセリングの時間はあなたの話を聞くための時間です。そこで、あなたの状況に耳を傾けて、状況や気持ちの整理をしながら、丁寧に聞き取っていきます。必要に応じて、不安に対する対処、より専門的な相談先の提案などをして、整理した問題に対して、今後どのようにしていきたいかを一緒に考えていくことができます。そうした場所で、「心が軽くなる」になってきます。

コンセプト

心のたき火に、そっと空気を送るように。

火、そのものに触れることが現代ではほとんどなくなりました。人工的なものに囲まれ、スピードや結果を求められる「間」のない生活では、たき火はとても遠い存在です。

しかし、かつて火は私たちの命を守り、暮らしの中心にありました。そして火は今なお、心にそっとぬくもりを届けてくれます。たとえばフィンランドでは、たき火の映像を精神科医療の現場で流すことがあります。火のゆらぎが副交感神経を優位にし、安心感を生むからです。

私たちの心は、火に例えられるように、元気がなくなると、熾火(おきび)のように静かになります。勢いがなくてもとても高い温度で燃えています。それでも元気がなくなると、その日もだんだん小さくなってきます。私たちの心の中のたき火は、自分にしか観察することができません。弱っていることに気がつかなければ、大げさでなく、自分の寿命を縮めることにもなります。だから、時々自分の心に目を向け、焚き木や空気を与えてあげる必要があります。そのことに気がつく必要があるのです。

自分に気がつく場として、Well-being Salon Takibiがあります。一人ひとりがどのように生きていきたいのかをその種火を掘り起こし、少しずつ大きな火に育てていく。あなたの心の火に、そっと寄り添う場所。それが、Counseling Takibiです。一人ひとりを丁寧に支えていきます。

当サロンの特徴

当サロンの特徴は、心理カウンセリングとマインドフルネスの両方を提供していることです。これにより心理的な支援のみならず、カウンセリング後の自分をメンテナンスするセルフケアを身につけていただくことができます。その後、マインドフルネスのクラスの方でサポートすることができるため、カウンセリングに比べて経済的負担を抑えることができます。

また、マインドフルネスの実践の中で、心理的な支援が必要だという場合もあります。例えば、自覚のないトラウマによってマインドフルネスが難しくなることがあります。その場合には、心理カウンセリングで個別支援ができます。もちろんカウンセリングのみ、マインドフルネスのみのご利用でも受け付けておりま

なぜマインドフルネスと心理カウンセリングの両方を提供するのか

長年携わってきた病院では、多くの方と関わってきました。厳しい環境で我慢しすぎて苦しくなった方、病気や障害によって思うように生活できなくなった方などがいました。皆さんが良くなって学校や会社に行けるようになった等の声を聴くのは喜びでした。しかし、そのような人が減ることはないどころか、時々良くなった患者さんが病院に戻ってくる場合がありました。

私は、人々が調子を崩したり、病気になったりする前に、もっと早期に心の健康に向けてできることはないだろうかと考えていました。そこで出会ったのが、マインドフルネスです。

マインドフルネスは、苦しみから避けることのできない私たちの人生の歩みを助けてくれるものです。少しでも苦しみを和らげ、小さな喜びを思い出させてくれる知恵となります。そして、心も、身体も、そして社会的に、より豊かな状態を目指すウェルビーイングに大いに役立てていくことができます。

なにより心理専門職として働く自分自身の助けになりました。以前はカウンセリングで疲弊していていた自分自身の心を意識できていませんでした。マインドフルネスを取り入れるようになり、積極的に自分の心をケアできるようになりました。そして、私自身がより豊かにいきることができるという実感を持てるようになりました。

心のケアは、単に「問題を解決する」だけではありません。本当に大切なのは、自分がどのように生きていきたいかを知り、そのために自身をケアし続ける力を身につけることです。

マインドフルネスと心理カウンセリングを組み合わせることで、自分自身のハンドルをしっかりと握り、人生という道の選択を自ら選ぶことができるようになります。

カウンセリングとマインドフルネスの相乗効果

  • 心の負担を軽くする(カウンセリングの役割)
  • ストレスとうまく付き合う力を養う(マインドフルネスの役割)

カウンセリングとマインドフルネスの2つのアプローチの相互作用で、心の安定とウェルビーイングの向上をサポートします。当サロンでは、一人ひとりに合わせた方法で、3つのステップ「回復 → 探求 → 充実」へと進めるよう、丁寧に寄り添っていきます。

3つのステップ

3つのステップによって、元の状態、元の生活に戻れた状態から、さらに今後悪化を防ぎ、より良い状態をキープしていくためのフォローアップをしていくことができます。

  • 回復する(Recover) ー 傷を癒し、ストレスや不安から立ち直る
  • 自分の健康や幸福を探る(Explore) ー 自分にとって何が必要なのかを見つける
  • 幸福や豊かな人生へ(Well-being) ー 心の余裕を持ち、より充実した人生を送る

心理カウンセリングは、広い範囲に効果がありますが、主に回復と探求に効果をもたらします。

回復のフェーズでは、心身の傷や不調を回復させるために、現状のアセスメント(お話をよく伺い、状況を正しく評価・分析)します。

探求のフェーズでは、元気になった時にどうなっているのか、どんな風に生きていたいのかという自分の在り方を探していきます。

心理カウンセリングは、次の幸福のフェーズでも役立ちます。ウェルビーイングという観点から、自分の人生において自分がどうありたいのかを明確にできるようサポートいたします。そして、自分自身にとって納得し、自己肯定感を持ち、自分にとっての幸福とは何かを探っていきます。

※ ウェルビーイングとは「身体的・精神的・社会的に良好な状態」を指します。1946年に採択された世界保健機関(WHO)の憲章で「健康」を定義する言葉として使われ、広く知られるようになりました。

利用ケース

当サロンのご利用は利用者の皆様が選ぶことができます。ここでは、心理カウンセリングの利用者がマインドフルネスを利用するイメージを持ちやすくするための利用ケースをご紹介します。

利用の仕方はあくまで一例です。皆様お一人おひとりの利用方法を尊重しております。無理に参加を促したりすることは心理的な安全性を奪うことになるため、決して致しません。心理カウンセリングのみ、マインドフルネスのみをご利用いただく場合でも全く問題ありません。

カウンセリング➡マインドフルネスのケース

利用ケース:40代・男性・会社員

マインドフルネス➡カウンセリングのケース

利用ケース:50代・女性・主婦

サードプレイス(第三の場所)となるように

誰かといる孤独は苦しい

家族や友人、会社の同僚、趣味の仲間がいても、全て自分の悩みを相談するのが難しい人もいます。なぜなら、その悩みを相談することが、その人たちとの関係に悪影響を及ぼすリスクがあるからです。例えば、そんなことで悩むような人だと思わなかったと言われたら、更に傷つくことがあります。

そうすると、話ができる人はいるのに、悩みを言えないという状況に陥ります。そこでは誰かといるのに感じる孤独があります。それは苦しみにもなります。その状況を変えることが難しい時、このSalonで待っている人がいることを思い出してください。

マインドフルネス・クラスの目的

マインドフルネス・クラスを開く目的は、性別も、年齢も、職業も、社会的な背景も関係なく、誰かと共にそこに居られる場が、誰かのサポートとなる居場所になる可能性があるからです。

それは、サードプレイス(第三の居場所)となります。そこでは、マインドフルネスという共通の目的で集まり、時間や体験を共有することができます。ここは心理的に安全で、誰もが自分らしく居られる場所です。人とのつながりが薄れている時代だからこそ、人とのつながりによる力があることを信じています。

このサロンが、あなたにとって 「自分を大切にするための第三の居場所」 となることを願っています。