キッチンで料理をしているとき。
その静かな感じが妙に違和感があり、心がざわついている。
イライラとも違う、寂しさとも違う。
きっといろいろな思いが混じり合っている。
気づくと、かみしめていたり、
涙が流れてきたり、目の前のことが手につかなくなっている。
自分のことなのに、自分じゃなくなっていく。
どこか自分に「遠さ」を感じている。
理由がわからないから、とりあえずネットで「急に涙が出る」と検索する。
答えらしいのは見つかっても、答えが見つからない。
解決しないままにできない
私たちは、つらいことがあると、つい「原因探し」をし始めます。
「なぜ泣いているのか」を分析して、答えを出して、理解しようと努めようとします。
また心を遠ざけてしまうということも起こりがちです。
涙は、サインです。心の不調を知らせてくれています。
あまりに忙しかったり、誰かのために気を張っていたりすると、
自分が傷つかないように「感じること」に一時的にフタをします。
それは、自分を守るための大切な防衛反応で、ある意味、現実的な反応です。
でも、フタをしたはずの悲しみは、消えてなくなるわけではありません。
心の奥底で、静かに、ずっと積もっている。
それが何かの拍子に、つぅーっと溢れ出してしまう。
蓋をする、溢れ出る。
その繰り返しに、心も体もバランスを崩していく。
自分で解決できないのは、何も間違っていない
市販薬で薬を飲んでも改善し切らなければ、病院に。
車の調子が悪ければ、ディーラーなどに。
しかし、「心」となると、
それは「弱さ」、「怠け」、「甘え」などという批判がはばんで、
必要な支援から遠ざけようとします。
大切な人が落ち込んでいる時、
「それは甘えだ」いう批判で元気になるでしょうか。
そうならないことがほとんどであるのに、自分が辛かった時に、誰かにされたのと同じ対応をしてしまう。
私たちは、寄り添って欲しいときに寄り添ってもらえず、
それどころか、批判で傷つけられた経験があるのかもしれません。
カウンセリングは勇気ある一歩
安心して話ができるという経験は、
視野を広げ、これからの見通しを持つことに繋がります。
カウンセリングは、特別なことをするわけではなく、
あなたの悩みや苦しみを一緒に扱う専門家との時間を取ることです。
予約を取るということだけでも緊張するかもしれません。
緊張するのも当然です。だって、知らない人なのだから。
ただ、他の知らない人と確実に違うのは、
「ただの知らない人」が
「純粋にあなたの問題を考えるためだけの専門家」になっていくということです。
家族でも友人でもない誰かだからこそ、
それまでの関係性や世界を揺るがすことなく、
問題の解決を図ることができます。
いま、涙が止まらないあなたへ。
まずは、その涙を無理に止めようとしなくて大丈夫です。
出てこようとするものを、ひとりで押し込め続けるのには限界があります。
何が、あなたにそこまで我慢させてきたのでしょう。
その背景を、ゆっくり、一緒に眺めてみませんか。

